こんにちは、Rakkyです。
今回はNux MG-30をオーディオインターフェースとして使用(録音)する方法について解説します。
私はギター練習の際、Nux MG-30をメインで使用しているのですが
オーディオインターフェースとして使うにはどうすれば良いんだろう?
という疑問が湧いてきて解決するのに少し時間がかかりました。(MG-30の情報が少ない&PCを新調したことで昔やったはずのMG-30で録音するやり方を思い出せなかった。)
同じような疑問を持つ人がいるはずと考え、記事を残しておきます。
この記事はこんな人におすすめ
- オーディオインターフェースのことをざっくりと知っておきたい人
- MG-30をオーディオインターフェースとして使いたい人
- マルチエフェクターの音を録音してみたい人
この記事で分かること
- MG-30で作った出音をDAWソフトで簡単に録音する方法
MG-30関連の記事はこのブログでいくつか書いてみました。読んで頂けると幸いです。
◆MG-30 レビュー◆
◆MG-30 使い方◆
◆IR導入方法◆
◆音作り&おすすめアンプモデル紹介◆
上記の記事で紹介している音源は今回紹介した方法で録音しています。
◆使用しているギターのレビュー記事◆
ここからが本題です。
オーディオインターフェース
オーディオインターフェースは要約すると
「楽器やマイクから出た音をPCに取り込む為の機器」
となります。
PCに接続した楽器の音やマイク音声などのアナログ信号をデジタル信号に変換して入力したり、逆にデジタル信号をアナログ信号に変換してスピーカーから出力したりするための機材です。
MG-30には(と言うか最近のマルチエフェクターにはほぼ)オーディオインターフェースとしての機能が備わっています。
MG-30をオーディオインターフェースとして使う
機能自体が備わっていても、そのままPCに繋げばギターの音を録音出来る訳ではありません。
マルチエフェクターの音をPCで録音する為には
- ASIO(エイシオ、アジオ)ドライバ
- DAWソフト
これらを準備する必要があります。
ASIOドライバは、オーディオインターフェイスとソフトウェア(録音する為のソフト)の間を低遅延で直接的なやり取りを可能にするドライバ規格です。
DAWは、Digital Audio Workstationの略で、PCを使って音楽を制作するソフトウェアのことです。
①ASIOドライバのインストール
の下の方にある「Drivers」よりASIO Driverをダウンロードします。
ダウンロードしたフォルダ内に「exe」ファイルが1つだけ入っているので実行するとASIOドライバのインストールは完了です。
②DAWソフトのインストール
次はDAW(ダウ)ソフトをPCにインストールします。
ちなみにこういったDAWソフトを使って音楽活動をすることはDTM(DeskTopMusic)と呼ばれています。
私はStudio One Artistというソフトを使用しています。
簡単な録音をするだけならまずはStudio One Primeを試してみましょう。
こちらの公式HPより、ソフトが入手できます。
インストール時の流れ等も含めて説明が載っています。
MG-30を使って録音してみる
ここからStudio Oneを使った方法を解説していきます。
MG-30のレイテンシー設定
- ①ASIOドライバのインストール
- ②DAWソフトのインストール
が完了したら、PCとMG-30を付属のUSBケーブルで接続し、Studio Oneを立ち上げましょう。
立ち上げたら、「新規」→「今すぐ録音」→「単一トラック」を選択しOKを押します。
サンプルレートは「48.0kHz」を選びましょう。(MG-30のサンプリング周波数が48kHzの為)
メイン画面が立ち上がったら、「Studio One」→「オプション」を選択します。
オーディオデバイスは「Nux Audio」、デバイスブロックサイズはとりあえず「128サンプル」を選びましょう。(studio one を使っている時のレイテンシー設定です。512サンプル等になっていると、ディレイを使っている位のレイテンシーがあります。)
Studio Oneでのギター録音
一番簡単に録音する方法としては、
- 単一トラックの録音が赤く囲われている
- 下部の録音ボタン(〇ボタン)を押すと録音スタート
- 録音中の波形が表示され、録音出来てることが確認できる
- 下部の停止ボタン(□ボタン)を押すと録音終了
上記の流れとなっています。
録音後のデータの取り出し方
録音したデータをダウンロードして取り出す方法はいくつかあるようですが、実際やってみて私が一番使いやすいと感じた方法を紹介します。
録音が完了したら上記「グローバルトラック表示」→マーカーを選択すると、マーカーメニュ―が出現し、「Start」という旗マークが出現します。
まずは「Start」旗マークをマウスでドラッグしながら、音源を開始させたい(切り取り開始)場所まで移動させます。
開始位置が決まったら、次は音源終了(切り取り終了)位置の設定です。
音源を終了させたい場所の「秒数表示の場所をマウスで左クリックする」と縦の白線を付けることが出来ます。
その白線が付いている状態で「マーカー」の「+」を押すと白線の付けた位置に「#2」という旗マークを立てることが出来ます。
切り取りたい区間(Startと#2の旗マーク設定)が終わったら、「ソング」→「ステムをエクスポート」を選択します。
まずは取り出したいファイル形式(フォーマット)を選択します。
次に先ほど設定した区間でデータを取り出す為、「選択されているマーカー間」より「Strat-#2」を選択し、OKを押します。
これで指定通りのフォーマットで指定した箇所だけを取り出すことが出来ました。
取り出したデータをそのままメディアプレイヤーで聴く場合は
PC側の「設定」→「サウンド」から出力を「Nux Audio」にします。
これでギタープレイを記録した録音データを取り出す手順は完了です。
メトロノーム機能
録音の際はリズムを取る為、最小限メトロノーム機能だけは知っておくと良いかも知れません。
「表示」→「カスタマイズ」→「カスタマイズを編集」より「トランスポート」を選択しメトロノームにチェックを入れます。
画面下部に現れたメトロノームアイコン隣の「スパナ」アイコンをクリックするとメトロノームのクリック音や音量を任意の好きな音に設定できます。
デフォルトのクリック音は、私にはあまり合いませんでした。好きな音に変更しましょう。
メトロノーム機能を使用する際は、「画面下部」「Main Out」両方のメトロノームアイコンをオンにしておきます。
まとめ:ギター演奏をPCで録音する方を知っておこう!
今回は、MG-30をPCで繋いで録音する方法について解説してみました。
私自身、ほぼ全くDAWソフトを使ったことは無かったのでネットで断片的に情報を拾いながら実際に操作した結果をまとめた、という感じです。
DAWソフトは難しそうだけどギタープレイを録音してみたい、と思っていた人はこれを機に試してみてはどうでしょうか?
今回は、以上となります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。