こんにちは、Rakkyです。今回はEarth Quaker Devicesから限定復刻として発売されているWhite Lightについてレビューしたいと思います。
管理人は、このエフェクターをNuxMG-30のセンドリターンに接続してボードに組み込んでいます。
以下の記事に、MG-30のレビューをまとめています。よろしければご覧ください。
この記事で分かること
- White Lightオーバードライブの魅力
- White Lightオーバードライブの実際の出音
それでは解説していきます。
Earth Quaker Devices
発売元のEarth Quaker Devices(アースクエイカーデバイセス)はアメリカのハンドメイドエフェクターブランドです。
かなり独創的な音が出る、いわゆる飛び道具系のエフェクターを多くリリースしています。
筐体に描かれたイラストもユニークなものからカッコいいものまで、見た目にも魅力があるエフェクターブランドです。
ERTHQUAKER DEVICESは、オハイオでジェイミー・スティルマン氏が創業したギターエフェクターの製造メーカーです。熟練の職人達がハンドメイドで製作しており、コンプレッサー、ディレイ、ファズの他、オルガン・エミュレーター等、独創的でユーモアに溢れるエフェクターを送り出しています。そのデザインはどれも個性的で、ありそうでなかった面白い効果のエフェクターペダルをラインナップしています。
引用元:SOUND HOUSE EARTHQUAKER DEVICES より
White Lightレビュー
実際に使用している観点からレビューしていきます。
- 外観5/5
- 音色3.6/5
- レンジ感4/5
外観
外観5/5
ブルーメタリックの筐体に、あじさいから手が出ているイラストを天地逆にしたようなデザインがとても印象的です。
デザイン面だけで言えば、ネットや現物含めこれまで見たエフェクターデザインの中で最もおしゃれだと思っています。
音色
音色3.6/5
基本的には出音がとても明るい傾向です。軽めのオーバードライブからファズのような潰れたブーミーで荒々しい感じの音色まで出すことが出来ます。
モダンな音というより、懐かしい古っぽい感じの音のように聞こえます。
Gainを下げれば、持ち前の明るい特性でジャキジャキのカッティングにも使えるサウンド、Gainを上げれば粒の荒いリードサウンド、と言った具合です。
ELLEGARDENの「Missing」のイントロフレーズ等「ちょっと濁ってるけどキラキラした感じ」にハマる音色です。
気になる点として、デジタルマルチエフェクター(おそらくIR関係)との相性の問題として、ゲインを15時以降の高めにしてバッキング等で音を伸ばすと「ジュワーン」という感じでマルチエフェクター側のデジタルっぽさを多少強調してしまうものもあるのが少し気になる点だと感じました。
ローゲインからミドルゲインとして使う分には気になりません。
後に載せている出音チェックの「ハイゲイン」を聴いて貰えれば何となく伝わるかと思います。あくまでマルチエフェクター側の一部のアンプ、一部のIRとの相性だと考えています。
レンジ感
Weightという低音域をコントロールするつまみがあり、最小ではキラキラジャキジャキしたサウンド、最大では低音域のボワボワしたファズっぽいサウンドに変化していきます。
またCompressionスイッチはonにするとイコライザー特性がフラットになる、とされていますが微調整位の位置付けのようです。私は基本的にoffにしていることが多いです。
実際の出音チェック
クリーン状態
エフェクターオフ状態のクリーンサウンドです。使用しているギターはバッカスのtactics24でリアピックアップのハムバッカーを選択しています。後半はリアハムバッカーをコイルタップした音です。
Nux MG30のアンプモデリング「AC30」を使い、ライン出力しています。
ローゲイン
Gainを9時に設定し、Volを12時にしています。リアハムバッカーのコイルタップ状態を使用し、Weightを9時→12時→15時と変化させながら同じフレーズを弾いています。
ミドルゲイン
Gainを12時に設定し、Volは11時にしています。リアハムバッカー(コイルタップ無)を使用し、Weightを9時→12時→15時と変化させながら同じフレーズを弾いています。
ハイゲイン
Gainを15時に設定し、Volは10時半にしています。リアハムバッカー(コイルタップ無)を使用し、Weightを9時→12時→15時と変化させながら同じフレーズを弾いています。
まとめ
各つまみの回し具合によって音の変化幅が広いエフェクターです。一般的なオーバードライブよりも癖のあるオーバードライブと言った具合ですが、クリーンブースター的サウンドから、汚れたファズっぽいサウンドまで、セッティングがハマればとても気持ちよく弾ける音が出ますが、少々扱いが難しいエフェクターです。
このエフェクターは限定復刻品なので、数量が無くなれば市場から消えてしまい、数年後にはレアエフェクターになっているような気がします。気になる人は早めにゲットしてみてはどうでしょうか?(私の場合はほぼパッケージ買いでしたが。)
今回の記事は以上となります。読んでいただき、ありがとうございました。では、また。