こんにちは、Rakkyです。
悩んでる人DIYの一環として3Dモデルを簡単に作る方法を探している。
悩んでる人DIYで作りたい構造物が大きくて出来上がりがイメージしづらい。平面で考えた構造を立体イメージに起こしたい。
悩んでる人エクセルで作った平面図を3Dモデルに起こして、不備が無いかを事前に確認したい。
上記のような悩みはありませんか？
今回は
「スケッチアップ」
という3Dモデルを簡単に作ることが出来るソフト（無料版）の使い方を紹介します。
管理ヤギ実際に管理人が使ってみて1番分かりやすく直感的に操作出来たのがスケッチアップでした。
この記事はこんな人におすすめ
- 寸法通りに3Dモデルを作りたい人
- DIYの一環で3Dモデルを作りたいけど、専門的なCADソフトを使ったり、学習に時間を費やす程のレベルは求めていない人（手軽さ第一な人）
- スケッチアップの必要最低限の機能や便利な使い方だけで立体構造を作りたい人
スケッチアップについて
スケッチアップはTrimble社からリリースされている3Dデザインソフトです。Web上で起動するソフトなので、インストールが必要無いのは地味に嬉しいポイントです。
スケッチアップ無料版の始め方
スケッチアップの公式サイトから
- 「無料トライアルを開始」
- 「個人プロジェクト向け」
- 「モデリングを開始」
を選択します。
管理ヤギ一見、有料版しか無さそうに見えますが無料版も用意されています。
サインインを求められるので、新規ユーザーとしてTrimle IDを登録するか、Googleアカウント等を使用してログインします。
管理ヤギ管理人は「Googleで続行する」にしています。
スケッチアップの初期設定
スケッチアップにログイン出来たら、制作前に以下の設定をしましょう。
- 言語を「日本語」に変更する。
- 長さの単位をミリメートル表記に変更する。
①言語を「日本語」に変更する。
「Create new」→メニューより「App setting」→「language」より日本語表記に変更します。
②長さの単位をミリメートル表記に変更する。
「新規作成」→「モデル情報」→「長さの単位」→形式を「Millimeter」に変更します。
スケッチアップの基礎知識と基本操作
これさえ知っておけば何とかなる最低限の知識だけ紹介します。
線の色と方向について
- 青線は高さ方向
- 赤線は幅方向
- 緑線は奥行方向
を示しています。
デザイン開始（描き始め）位置
3本の実線が交わっている地点（原点）がデザイン開始位置です。
（描き始めの前に）材料寸法を把握する
リアルでは上記のような円筒形のアルミパイプを使いますが、スケッチアップでは寸法通りの3Dモデルを作るだけなので、角材ベースで作ります。
上記画像2種類の寸法（28×28）と（65×28）を基準寸法とし、次項より基本的な操作や手順を紹介します。
スケッチアップの基本的な使い方
マウス操作
マウスの基本的は操作は以下の4つだけ覚えれば問題ありません。
| マウス操作 | 出来ること |
|---|---|
| 左クリック&ドラッグ | オブジェクトの選択（deleteで削除） |
| マウスホイール回転 | 拡大と縮小 |
| マウスホイール押し込み | 画面の回転（上下回転） |
| マウスホイール押し込み＋shiftキー | 画面の平行移動 |
3Dモデルを描き始める（柱を作る）
手順としては以下の通りです。
- 長方形を選択する。
- 原点をクリックし、ドラッグしながら適当に四角形を拡げる。
- マウスから手を離し、寸法をキーボードで入力する。（今回は28,28)
- 寸法はカンマ区切りで入力し、Enterキーを押すと寸法通りの四角形が出来る。
- マウスホイールで四角形を視認出来る位置まで拡大する。
- プッシュプルツールを選択する。
- 作成した四角形にマウスを持っていくと表示が（選択状態）になる。
- 左クリックで選択し、ドラッグしながら適当に四角形を引き延ばす。
- マウスから手を離し、寸法をキーボードで入力し、Enterキーを押す。（今回は高さ2000としました）
メジャー機能で柱を立てる位置にガイドポイントを付ける
出来上がり寸法の狙い位置（今回は3400×2800）になる場所にあらかじめガイドポイントを付けます。
- メジャーを選択する。
- 端点の0点地点をクリックして赤(幅)方向に線を伸ばす。
- キーボードで赤(幅)方向の長さを入力する。右下に長さが表示される。
- マウスで平行移動すると、指定の長さの位置にガイドポイントが付いている。
- ガイドポイントをクリックして緑(奥行)方向に線を伸ばす。
- キーボードで緑(奥行)方向の長さを入力する。右下に長さが表示される。
- ガイドポイントをクリックして赤(幅)方向に線を伸ばす。
- マウス操作で全体が見えるように縮小して、ガイドポイントを確認する。
作った柱をコピーして、ガイドポイントに設置する
先ほど作成した柱をコピーし、ガイドポイントに合わせて設置します。
- 「選択」をクリックし、コピーするオブジェクトをドラッグしながら囲う
- 「移動」をクリックする。
- ガイドポイントに合わせる端点をクリックし、オブジェクトを移動させる。
- 移動中にctrlキーを押すとオブジェクトが複製される。
- 複製したオブジェクトをガイドポイントに合わせる
- ガイドポイントにぴったり合うようオブジェクトを設置する。
- 同様の手順で3本目の柱を移動→ctrlキーで複製する。
- 同様の手順で4本目の柱を移動→ctrlキーで複製する。
作った柱を基準に新しい柱を伸ばす
柱と柱を接続して屋根枠っぽくしていきます。
- 長方形を選択する。
- 柱の端点に合わせて四角形を描く。線色で向きを確認する。
- 寸法をキーボードで入力しEnterを押す。
- プッシュプルツールで四角形を伸ばす。
- マウス操作で縮小・拡大・回転させながら四角形を延長する。
- 「エッジ上」と表示された地点でマウスを離すとオブジェクト同士がぴったり引っ付く。
- 他の柱も同様に四角形→プッシュプル→エッジ上で接続し、屋根枠っぽくする。
寸法を表示する
- メニューから「寸法」を選ぶ。
- 寸法を測りたい原点と端点を指定する。（外径の計測）
- 寸法を測りたい原点と端点を指定する。（内径の計測）
- 寸法を測りたい原点と端点を指定する。（高さの計測）
これらの手順を駆使すれば、簡単な構造物ならすぐに作ることが出来ます。
実際の製作前に完成イメージを作ることが出来ました。単純な構造物でも、パーツのサイズが大きいと出来上がりがイメージしづらいので完成イメージがあれば、何かと役に立ちます。
下記の写真は、実際に3Dモデルの寸法通りにアルミパイプで屋根枠を再現したものです。
今回実際に制作した過程や手順、掛かった費用は下記記事で紹介しています。よろしければご覧ください。
まとめ：スケッチアップでDIYの精度を上げよう
今回はスケッチアップを使って3Dモデルを作る方法を解説しました。
多少覚えることはありますが、3Dモデルを作るソフトの中では群を抜いて使いやすいことは間違いありません。
管理ヤギなぜなら全く知識が無かった管理人でも覚えやすく、扱えたからです。
3Dモデルが作れるとシンプルに自分で出来ることの幅が増えるので、今後複雑な構造や寸法が発生したとしても対処しやすくなるかも知れません。
今回の記事は以上となります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。