こんにちは、Rakkyです。
みなさんはブルーベリー栽培に興味はありませんか?
ブルーベリーは手軽なホームフルーツ、
という位置付けでホームセンターにも苗木が売られている位メジャーな植物です。
また、近年ではブルーベリーの観光農園が全国各地に新規オープンするほど勢いのある植物でもあります。
今回はそんなブルーベリー栽培の
難易度、栽培する上での注意点や
「ベランダやスペースの限られた庭で栽培したい!」
という方に向けて魅力を3つ程紹介します。
管理人は賃貸の小さな庭でブルーベリーを7本育てています。
正直、多すぎるかも知れませんがこの記事を読んで頂ければ納得してもらえるはず!?です。
この記事で分かること
- ブルーベリー栽培難易度
- ブルーベリーの分類と栽培適地
- 小さなスペースで育てることによるメリット
- ブルーベリーの持つ魅力
それでは説明していきます。
ブルーベリー栽培難易度は?
ブルーベリーの栽培難易度はそれほど難しくなく、維持することも簡単です。
私は2022年からブルーベリー栽培を開始しましたが、1本も枯らすこと無く管理出来ているので「簡単」な部類だと言えます!
ただし他の果樹と違う特徴を知った上で栽培することが条件です。
特徴① 酸性を好む植物であること
ブルーベリーは酸性の土壌を好みます。
ですので、栽培を始める際は
「ブルーベリー専用培養土」等
専用の土を使ってみることをおすすめします。
ブルーベリー専用培養土は
酸性にphが調整されている
ので手軽に使えて便利です。
通常の野菜や果樹の土として販売されている培養土のphは弱酸性になっていることがほとんどですのでブルーベリーの栽培には向いていません。
ブルーベリーの栽培を始めるなら
「酸性の土壌を好む」
という点を押さえておきましょう。
管理人は「ブルーベリー専用培養土+ベラボン+硫黄粉」の組み合わせを栽培の基本にしています。
下記の記事に、実際の育成結果も含め、植え替え方法や土壌を酸性にする方法を紹介しています。よろしければご覧ください。
特徴② 系統と栽培適地があること
ブルーベリーにはいくつかの系統があり、系統毎に栽培適地がある程度決められています。
後述する「ブルーベリーの系統と栽培適正地」から、自分の住んでいる地域がどの系統のブルーベリー栽培に向いているのか確認しましょう。
ブルーベリーの原産地と特徴
ブルーベリーは北アメリカ原産のツツジ科スノキ属に分類される落葉低木の植物です。
低木なので鉢植えでの栽培を楽しむことが出来ます。
つまりスペースの少ないベランダ栽培に向いています。
品種については、なんと300種類以上も存在しているようです。
(日本で手に入る品種数はさすがにそこまで無いはずですが。)
特徴として
「春は小さくてかわいい花が鈴なりに咲き、初夏から徐々に果実が収穫出来るようになり、秋には紅葉が楽しめる」
年間を通してこうした変化を楽しめるのが魅力的な植物です。
またブルーベリーは「同じ系統かつ、品種の違うものを2本以上育てる」のが一般的です。ミツバチ等の昆虫を媒介して互いを受粉させ、品質の良い果実を収穫することが出来るようにする為です。
ブルーベリーは大きく分けて3つの系統に分類することが出来ます。
- ノーザンハイブッシュ
- サザンハイブッシュ
- ラビットアイ
次は、各系統の特徴と栽培適正地について見ていきましょう。
ブルーベリーの系統と栽培適正地
ブルーベリーは、系統によって栽培適地がある程度決まっています。
自分の住んでいる地域に合わせた系統を選ぶことをおすすめします。
ノーザンハイブッシュ
ノーザンハイブッシュは北海道や東北、中部地方の寒冷地での栽培が向いており、寒さに強く暑さに弱いのが特徴です。
甘みより酸味が勝っている品種が多く、香りが良く大粒な品種が多いのが特徴です。
食味、舌触りも良く、果実品質が高いのがノーザンハイブッシュの特徴です。
サザンハイブッシュ
サザンハイブッシュは東日本南部や関西地方、西日本より南部等、冬季が温暖な地域での栽培が向いており、ノーザンハイブッシュに比べ寒さに弱く暑さに強いのが特徴です。
品種改良が盛んに行われており、新品種が最も多いのも特徴です。
「ブルーベリーは酸っぱい。」というイメージを「甘くて美味しい」に変える品種が多く存在します。その反面ブルーベリーとしての香りは控えめなものが多いです。
果実品質が高く新品種の発表が多いこともあり、最も栽培意欲が掻き立てられる系統です。
管理人は関西地方在住なので、サザンハイブッシュをメインに育てています。
ラビットアイ
ラビットアイはサザンハイブッシュ同様、東日本南部や関西地方、西日本より南部等、冬季が温暖な地域での栽培が向いており、寒さに弱く暑さに強いのが特徴です。
上記のハイブッシュ系に比べて強健で育てやすく収穫量の多い品種が多いです。
果実は種がザラついたり、皮が少し厚い、等の野生味がある品種が多いのが特徴です。
しかし近年、ラビットアイでありながらもハイブッシュ系と遜色の無い果実品質を持った新品種も登場してきています。
冬季に積雪がある地域はノーザンハイブッシュを、
積雪が無い地域はサザンハイブッシュかラビットアイがおすすめです。
ブルーベリーの魅力4選
自宅でブルーベリーを栽培する魅力を紹介します。
魅力① 栽培2年目には収穫可能
果樹には「桃栗3年柿8年」なんて言葉がある位、十分な収穫まで時間がかかるのが一般的です。
しかしブルーベリーであれば一般的に売られている2年生苗を購入し2年育てれば、まずまずの収穫量が期待出来ます。
育て始めてから結果が出るまで早い、というのが魅力の1つです。
ブルーベリーが収穫出来るようになるまでの年数をそれ程必要としないのがブルーベリー農園が増えている理由の1つですね。
魅力② 栽培方法で試行錯誤
ブルーベリーは、通常の果樹と比べ栽培方法の選択肢が多いのが特徴です。
ブルーベリー観光農園ではバックカルチャーシステムと言って、土を使わずアクアフォームという生花に使われる資材とデジタル管理された環境で良好な育成を目指す、という手法を取る場所が増えて来ているようです。
もちろん私は素人の趣味園芸ですから、そのような大規模な仕組みで育てる訳ではありません。
あくまで用土や土に準ずる資材を使って育てることになりますが、
ピートモスの代替品を試してみたり、と
他の植物とは違う実験的な栽培が楽しめるのも1つの魅力です。
管理人の場合、ココヤシ資材のベラボンというものを併用して栽培しています。
鉢植えで土壌のphを測定する方法については下記の記事で解説しています。
魅力③ 品種のバリエーションが豊富
ブルーベリーには、300を超える品種があると言われていますが実際日本で手に入る品種は100種類も無いかも知れません。
それでも十分多いバリエーションがある為
「自分が美味しいと思うブルーベリーの品種はどれだろう、品種毎の違いを確かめたい」
という気持ちが湧いてきて、ついつい品種を増やしてしまいます。
品種のバリエーションが多く好奇心を刺激する、という点が魅力です。
魅力④ 限られたスペースでの栽培
一番の魅力はこれです。
住んでいる場所が賃貸マンション等でスペースが少ないけど何か植物を栽培したい、
という方にブルーベリーはおすすめです。
省スペースでの鉢植え栽培でも意外と収穫量が期待できる点も魅力の1つです。
管理人の場合、スペースが限られていても結局品種を増やしています。
まとめ:ブルーベリー栽培は難しくない!栽培を始めよう
ブルーベリー栽培に興味を持った方、ぜひ自宅栽培を始めてみませんか?
私にとってブルーベリーは今現在、最も興味を持って栽培している植物です。
今後、まとまった収穫が出来るようになれば加工品等にも使える、と期待しています。
今回の記事は以上となります。最後まで読んで頂きありがとうございました。