こんにちは、Rakkyです。
ブログ運営を始めると遅かれ早かれ「グーグルアドセンス」を意識し始めますよね。
今回は当ブログがグーグルアドセンスの審査を7回不合格になり、8回目の申請であっさり通過した時の状況、取り組んだことを記事にしておこうと思います。
正直「この先半年以上は受からないかも・・」と半分あきらめて(開き直って)ちょこちょこ変更→申請を繰り返した結果、ブログ運営3ヶ月目で受かることが出来ました。
7回不合格が続いた理由は最初から最後まで「有用性の低いコンテンツ」でした。
この記事で分かること
- アドセンスで許可されないコンテンツ、制限されるコンテンツ
- 審査~不合格、審査~合格までの審査日数
- 申請制限の上限に引っかかった時の体験談
- 有用性の低いコンテンツで7回審査落ちるたびに改善したポイント
- 合格の際、実施していた対処内容
この記事はこんな人におすすめ
- アドセンス審査の為に記事を下書きに戻すのが嫌な人
- 有料コンサルを受けずに自分の力だけでアドセンスに合格したい人
- 雑記ブログでアドセンスに合格した状況を知りたい人(2023年12月時点)
- アドセンスに審査申請する上でコードを触りたくない人
アドセンス審査合格時のブログ状況
まずは大まかにアドセンスに審査通過した際のブログ状況を表にまとめてみました。
細かい改善点は、後述する「有用性の低いコンテンツ」対処にて紹介します。
合格時のブログ状態
合格時の状況は以下の通りです。
運営形態 | 雑記ブログ |
記事数 | 24記事 |
カテゴリ | 4カテゴリ(楽器・園芸・仕事・雑記) |
カテゴリ内記事数 | 上記カテゴリに(8記事/5記事/4記事/7記事) |
非公開記事 | 無し(完成した記事は全て公開) |
1日あたりPV数 | 大体25PV/1日 |
審査時点で記事内に存在する 際どいと感じていたキーワード | ギャンブル・依存・中毒 |
アフィリエイト広告 | 有り(mosimo簡単リンクのみ) 念のため、2行連続で配置していない |
アドセンス審査申請 | 審査コード貼り付けを止め、 site kit by googleを使った申請で通過 |
アドセンス審査に際して、私はせっかく書いた記事を審査の為だけに非公開や下書きに戻すのは嫌だったので、記事の形になったものは全部公開していました。
有料コンサルを避けた理由
もしアドセンスで有料コンサルのサポートを受ける場合、相談の期限というのはそれ程長くとられていません(長くても1ヶ月程度)。
手っ取り早く生徒を合格させる為、ボリュームが足りなかったり問題解決型では無い記事は下書きに戻す、という手段を取る可能性があるそうです。
その為、ネット上の「アドセンス合格のポイント」として自分が微妙だと思う記事は下書きに戻し審査対象を減らす、という攻略法が一般的な対処方法として挙げられています。
しかしアドセンス合格後、下書きとして隠していた記事が何らかの違反をしている場合「ポリシー違反」としてアラートメールが来る可能性があることを意識している人は少ないはずです。(私はアドセンス不合格が7回続く中、アドセンス関連の情報を漁っていた時、このことを知りました。)
その為、私はアドセンス審査時点で公開可能な形となっている記事は全て公開するようにしました。そうすれば申請時点の全記事が「グーグルのポリシーに違反していない」ということを「合格」という形で知ることが出来るし、正々堂々と合格した、という自信に繋がると考えたからです。
しかも私のブログには「ギャンブル」「依存」「中毒」というネガティブなキーワードが含まれている記事があります。
これらのキーワードは当ブログのプロフィール等にも使われており、このブログを始めたきっかけのキーワードでもあります。
正直これらを伏せて審査を受けるのはAI相手とは言え「不誠実」だと感じました。
それに合格後に伏せた記事を公開したことで「ポリシー違反」に抵触する記事があるのか無いのか分からない状態でアドセンス利用を開始することも不安材料になります。
最終的な判断として「明らかなポリシー違反とは言えないけど、不利そうなキーワードも含んでいる記事が存在するのも事実。でもそれも含めて自分が情報発信したい内容だから、全部まとめて審査してもらおう。」と考え、審査申請を出していました。
その結果、8回目の申請で無事通過することが出来ました。
アドセンスで許可されないコンテンツ
アドセンスに申請するにあたり、そもそも許可されない、制限されるコンテンツというものがあります。そういった内容に関する記事を書いていないことを知っておく必要があります。
以下のようなコンテンツについて記事を書いている場合、アドセンスを通過することは無理なようです。
許可されないコンテンツ
- 違法なコンテンツ
- 知的財産権の侵害
- 危険または中傷的なコンテンツ
- 動物への残虐行為
- 不適切な表示に関連するコンテンツ
- 不正行為を助長する商品やサービス
- 性的描写が露骨なコンテンツ
- 報酬を伴う性的行為
- 国際結婚の斡旋
- 家族向けコンテンツに含まれる成人向けのテーマ
- 児童の性的虐待と性的搾取
制限されるコンテンツ
- 性的なコンテンツ
- 衝撃的なコンテンツ
- 爆発物に関するコンテンツ
- 銃や銃の部品と関連商品に関するコンテンツ
- その他の武器および兵器に関するコンテンツ
- タバコに関するコンテンツ
- 危険ドラッグに関するコンテンツ
- アルコールの販売や乱用に関するコンテンツ
- オンライン ギャンブルに関するコンテンツ
- 処方薬に関するコンテンツ
- 未承認の医薬品やサプリメントに関するコンテンツ
- Google Play ストアから削除されたアプリ
基本的に違法なもの以外は問題ありません。例えばギャンブル等は「公営ギャンブル」であれば問題無いようですが、もしかすると他の内容に比べて合格しづらい等はあるかも知れません。
アドセンスの審査日数と審査上限
私がアドセンス審査を申請してから、合否連絡が来るまでの日数は以下のようになりました。
審査結果までの日数と審査上限
申請回数 | 審査結果が届くまでの日数 | 合否 | 申請日 | 結果通知 日 |
---|---|---|---|---|
1回目 | 10日 | × | 10月22日 | 11月1日 |
2回目 | 9日 | × | 11月1日 | 11月10日 |
3回目 | 6日 | × | 11月12日 | 11月18日 |
4回目 | 8日 | × | 11月19日 | 11月27日 |
5回目 | 7日 | × | 11月28日 | 12月5日 |
6回目 | 1日 | × | 12月12日 | 12月13日 |
7回目 | 当日 | × | 12月21日 | 12月21日 |
8回目 | 1日 | 〇 | 12月25日 | 12月26日 |
私の場合、アドセンスの初回申請から5回目申請までは約1週間程度で不合格通知が届いていました。
6回目の審査で不合格となってから
「審査上限に達しました。次回は〜日より申請できます。」
と表示されるようになり、1回の審査毎に1週間程度の制限期間が設けられるようになりました。
審査上限に達するまでは、不合格通知が来てから少し手直しして当日〜3日後には再申請、と繰り返していたのでむしろ1週間程度の強制的なブレーキ期間は妥当かな、と考えていました。
有用性の低いコンテンツの対処
毎回不合格の理由となる「有用性の低いコンテンツ」に対処した内容を時系列で紹介します。
「有用性の低いコンテンツ」の意味
初めて「有用性の低いコンテンツ」という言葉を見た時、
自分が苦労して書いた記事に価値が無いなんて・・・・
とストレートに捉えていましたが、そうとも限らないことが分かってきました。
有用性の低いコンテンツとは
- 上記で紹介した「許可されない、制限されたコンテンツ」を含んでいる
- 空白のページが存在する(カテゴリだけを準備していた等)
- 削除した404エラーページ(ページが見つかりません)のインデックスが残っている
- 独自の体験を含まない誰が書いても同じ内容になりそうな記事
- 運営者情報やプライバシーポリシーが無い等、サイト整備が不十分
等の要素が一部として含まれています。
これらを踏まえると、「有用性の低いコンテンツ」とは
「サイトの信頼性がまだ乏しい状態です。記事内容そのものが悪いとは言ってませんよ。」
こう捉えた方がアドセンス合格に近付く考え方と言えます。
ただ・・・そうは言ってもブログ初心者の方は何を直せば良いのか分からないはずです。
そこで当ブログがアドセンス合格に向けて、訂正してきた流れを紹介していきます。
当ブログの手直し内容の推移
初回申請。ここは対処が無いので省略します。
- アフィリエイトリンクを一旦外した。
- プロフィールを200文字程度で書き直した。経歴等を追加した。
- プライバシーポリシーにグーグルアドセンスを使用している、という文言を追加した。
- FXやギャンブル、という文字が入った記事を非公開にした。
- 運営者情報を固定ページで新しく作成した。
- 記事内で同じ文章を使いまわしている個所があった為、訂正した。
- アドセンスの審査コードをそのままコピーペーストすると、改行が含まれるとの情報があった為、改行箇所を訂正した。参考リンク:小倉の自由研究様
- カテゴリ内の投稿記事が1つだけの記事があった為、下書きに戻し、カテゴリ内に最低2記事以上の状態とした。
- 「site:自分のブログurl」で検索した結果、「404エラーページ」「記事タイトルが古い」ものが見つかった為、サーチコンソールからインデックス削除、登録を行った。
- カテゴリを「楽器」「園芸」の2つに絞り記事数は合計「14記事」とした。
- レビュー記事には一部ネットから拾った画像を転用していた為、自分で撮影したものに差し替えた。
- xmlsitemapをサーチコンソールで登録していなかった為、登録した。
- 外していたアフィリエイトリンクを、元通り貼るようにした。
- タイトルだけが入った作りかけの記事は非公開にしていたが、「非公開記事」も「審査対象」と書かれたサイトがあった為、公開する記事以外は全て「下書き」とした。
- ワードプレスを最初に設定した際、カテゴリだけを大量に作成していたが「コンテンツが無いページ」と認識される可能性があることを知り、使っていないカテゴリは削除した。
- グーグルアドセンスの管理ページで「お支払い情報」の名前欄が空白だった為、名前を登録した。
- HTMLサイトマップを固定ページで作製した。
- カテゴリは「楽器」「園芸」「仕事」「雑記」の4つにし、FXやギャンブルというキーワードを含む記事も公開するようにした。(記事選定をやめた。)
- 審査制限中だったがサイトを一旦削除して、sitekitによる審査申請を実施した。
- サイドバーの表示項目を変更した。
- プライバシーポリシーの内容を変更した。(コピペ元:マニュオン様)
- 固定ページのプロフィールを簡単に書かず、記事として書いた。
- スマホメニューでヘッダー表示を追加した。
8回目で無事合格することが出来ましたが、1回目〜7回目の不合格時に対処した内容が無駄と言う訳でもありません。
アドセンス合格に向け必要なページ&対策
これからアドセンスを申請する場合、やっておいて損は無いと感じることをまとめてみました。
- プライバシーポリシー作成
- 運営者情報作成
- サイトマップ作成(XMLとHTML両方)
- プロフィール作成
- 使っていないカテゴリは削除
- 書きかけの記事は「非公開」では無く「下書き」にする
- サイドバーの設定
- ヘッダーの設定
- フッターの設定
- アイキャッチや画像に「代替テキスト」を入力する
- 記事タイトルの見直し
- site:による自分のブログ検索
- sitekit by googleによる申請
アドセンス審査合格に向けた対策として、ネット上にたくさんの対策が紹介されていますが、上記対応は全てやっておくべきだと感じています。
そしてこの記事を見てくれている方は
「ある程度の対策をしているが合格できず、沢山のブログで情報を見てきた」
と想定し、軽視しがちだけど有効そうなものだけに絞って対策を紹介します。
プロフィール=履歴書
正直、私はプロフィールページを相当甘くみていました。
「こんなの誰も見ないし審査に必要無いだろう・・」と。
しかし「誰が」記事を書いているのかは
「アドセンス審査においては重要視されるのかな」
と今回の合格を通して考えを改めました。
アドセンスに通過する上で、必要な要素の中に
- 「独自性(オリジナリティ)=コピーコンテンツで無いこと」
- 「専門性」
これらが含まれています。
「独自性」は体験談(一次情報)で補えるとして専門性とはどこで推し量るのでしょうか?
記事内容?それとも記事数でしょうか?
その答えは単純に考えればプロフィールでは無いでしょうか?
「アドセンス審査に対する履歴書」
のつもりで書くのが良いかもしれません。
ちなみに私のプロフィールのページはこんな感じです。
記事タイトルの見直し
記事タイトルも「不合格だったから見直した」という人も少ないのではないでしょうか?
上記のプロフィールを詳細に書き直したことで
「自分はこういった人間でこういった経験があります。だからこの記事を投稿しています。」
という風に機械(AI)的な判定が繋がるようにしました。
プロフィールと記事に同じキーワードが使われていれば、専門性が出てくると思いませんか?
私の場合、下記のような記事をプロフィールと関連付けています。
サイドバー設定
サイドバー設定についてもかなり軽視していました。というのも自分のサイトを確認する為に
「site:自分のブログurl」
で検索して中身を確認するのがほとんどスマホであることがほとんどですし、PCから見ても右端に表示された状態や並び等は全く気にしていませんでした。
当ブログの場合、
「外観」→「ウィジェット」→「共通サイドバー設定」より上記の並びで表示させています。
PCのみ適応させており、スマホには現時点では表示させていません。
ヘッダー、フッター設定
ヘッダーやフッターについても、トップページから見える場所に「誰が運営しているかが分かるページ」を配置します。
そうすることで信頼性がある(サイトが整備されている)と判定される可能性が高くなりそうです。
「外観」→「メニュー」より、ヘッダーおよびフッターに表示させたい固定ページを登録しました。
Site Kit by Googleによる申請
アドセンス審査は「Site Kit by Google」のプライグインをインストールして審査申請を出せば、「アドセンス審査コード」をわざわざヘッダー内に貼り付けずに済むのでおすすめです。
このプラグインを使えば、巷で言われている
- 審査コードをそのまま貼り付けただけでは審査が進んでいない。
- 審査コードには改行が含まれている。
等の心配をする必要が無くなります。
最初から「Site Kit by Google」で申請しておけば良かったと感じています。
「ワードプレスが重くなるからインストールしない」等の情報を目にしているかも知れませんが、アドセンスの審査が正しく行われているかどうかの方が重要な問題ではないでしょうか。
ちなみに「ads.txtのステータス」はアドセンスに合格していない段階で設定したとしても「不明」表示のままです。
まとめ:有用性の低いコンテンツを突破しよう
今回はアドセンスに合格した流れを備忘録的な流れで記事にまとめてみました。
今現在「有用性の低いコンテンツ」でアドセンスの突破に苦しんでいる方の助けになれば幸いです。
今回は以上となります。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました