こんにちは、Rakkyです。
みなさんは、スマホのバックアップデータの保存先をどのように管理していますか?
スマホの写真データでいっぱいになったSDカードが増えすぎて、もはや管理出来ていない・・・
マイクロSDカードは無くすし、一度取り外したらもはや過去の写真を見るのも面倒だ・・・
家族のスマホのデータ退避先をまとめておきたい
こういった悩みは、NASを使えば解決することが出来ます。
上記の悩みは自宅内の無線LAN環境下で解決出来るので、USBケーブルを接続したりする手間も省けます。
この記事で分かること
- NASが家庭のデータ退避先として優秀な理由
- NASのwebアクセス機能は使わないほうが良い理由
- NASに家族毎のユーザーと個人フォルダを作成する方法
- NASのフォルダにパスワードを設定する方法
- NASのフォルダにアクセス権限を設定する方法
この機会に自宅内限定の簡易クラウド環境を作ってみませんか?
加えてNASには
「テレビに接続されたHDD内の番組をダビングして他のテレビで視聴する」
という使い方もあります。
上記記事ではレグザに接続した外付けHDD内のテレビ番組をダビングし、新しいテレビでも見れるようにする方法を紹介しています。
NASについても軽く説明していますので、興味のある方は是非ご覧ください。
NASが家庭のデータ退避先として優秀な理由
理由①自宅Wi-Fi環境でNASに接続可能
NASは、PCと1対1で接続する外付けHDDとは違い、図のように無線LAN機器とLANケーブルで接続するネットワークドライブです。
その為、自宅Wi-Fi環境下においてスマホからNASに直接アクセスできるようになります。
その為、PCとスマホをケーブルで接続したりマイクロSDをパソコンに差し込んだりする手間を省くことが出来ます。
理由②大容量で低価格(LS710Dシリーズ)
今回の記事で使用しているNASはバッファロー製の
「LS710D0401」
という製品です。
こちらの製品は4TBという大容量でありながら、2万円を切る価格で販売されています。
扱い方が分かりやすく、初めてNASを購入する方におすすめのネットワークドライブです。
理由③ユーザー毎にアクセス権を管理できる
NASにバックアップ先を集中させるのは賛成として、NAS上の全フォルダに全員がアクセス出来てしまうと
「AさんがBさんのファイルを意図せず削除してしまった」
等の問題が起こるかも知れません。
そこでNAS上で作成したユーザーにアクセス権限を設定します。
そうすれば家族一人一人にアクセス権を与えることが出来、お互い不要なフォルダにアクセス出来なくなります。
そしてNASには
「share」
という共有フォルダが最初から設定されています。
これにより家族間で共有したいデータの受け渡しはshareフォルダで行い、個人のデータバックアップはアクセス権を設定した個人フォルダで行う、という使い方が可能になります。
>>AmazonでBUFFALO LS710D0401を見てみる >>楽天市場でBUFFALO LS710D0401を見てみるNASのwebアクセス機能は使わないほうが良い理由
NASには
「webアクセス機能」
を言うインターネットを通じてNASにアクセスすることが出来る機能が備わっています。
この機能を使えばグーグルクラウドを使わず、自宅のNASに外出先からも接続出来るようになります。
しかし管理人はこの機能の使用はおすすめしません。
理由は単純で
「インターネット上までバックアップファイルを拡げるとセキュリティ面で心配」
だからです。
加えてwebアクセスを使用するまでにいくつかの設定が必要ですが、機能を良く知らずにインターネット上にNASを接続することにも抵抗感があります。
そういった理由から管理人は
「NASの利用範囲は自宅内の無線LANが届く範囲まで」
これで十分だと考えています。
どうしてもクラウドにこだわるなら、大人しくグーグルクラウド等のサービスを使った方が安心です。
NAS上に家族用バックアップフォルダを設定する手順
ここからはLS710Dを使い、
- 個人ユーザー作成&専用フォルダ作成
- スマホ(Android)からアクセス
これらの作業をしていきます。
①個人用ユーザーを作成する
ここでは例として
- 「memberA」用のユーザーとフォルダ
- 「memberB」用のユーザーとフォルダ
を作ってみます。
まずはLS710D付属の導入ガイドに従いインストールした
「BUFFALO NAS Navigator2」
を起動します。
NAS Navigator2が起動したら該当のNASを右クリック→「Web設定画面を開く」よりダッシュボードにAdminユーザーでログインします。
「ファイル共有」を選択し、
ユーザーの隣にある歯車アイコンをクリックします。
ユーザー一覧画面が立ち上がるので、左上に表示される
「ユーザーの作成」
をクリックします。
ユーザー作成画面にて
- ユーザー名
- パスワード
- メールアドレス(クォータ機能を使う場合)
- クォータ警告容量を900GB(任意の容量)
- クォータ警告容量を1000GB(任意の容量)
を入力します。
クォータとは、指定以上の容量をユーザーが使用した場合にメールにて警告を送る機能です。
LS710D0401の場合、
実際容量は3700GBですが、とりあえず1人あたり1000GBの容量制限としました。
使用容量について深く考えない場合はメールアドレスの設定とクォータの設定は無くても問題ありません。
追加したユーザーは上記のように表記されます。
②個人用フォルダを作成する
ユーザーの作成が完了したら、そのユーザー専用フォルダを作成していきます。
「ファイル共有」を選択し、
「共有フォルダー」の隣にある歯車アイコンをクリックします。
共有フォルダー一覧画面が立ち上がるので、左上に表示される「共有フォルダーの作成」をクリックします。
まずは
- 共有フォルダ名(ここではユーザーと同じ名前)
- ごみ箱機能(無効にする)
- 公開プロコトル(SMB)
と設定し「アクセス制限」に進みます。
ユーザー一覧の中に先ほど設定した
「memberA」が表示されるので「W/R」の欄にチェックを入れます。
「admin」「guest」は右端のチェック(読み書き不可)にチェックを入れておきます。
これで1人分のユーザー設定&専用フォルダ作成が完了しました。
後は必要な人数分だけ同じ手順を繰り返します。
スマホから作成した共有フォルダにアクセスする
ここからは上記手順で作成したフォルダにスマホ(andoroid)からアクセスします。
ファイルマネージャーをインストールする
まずはGoogleのプレイストアからファイルマネージャーのアプリをインストールします。
ファイルマネージャーからNASを検索する
ファイルマネージャーを開き、メニューの一番下にある「リモート」をクリックします。
リモートを選択し「+リモートロケーションを追加する」をクリックし
「ローカルネットワーク」を選択すると検索結果に「LS710D041B」が見つかります。
「LS710D041B」を選択し、
- ユーザー(ここではmemberA)
- パスワード(先ほど設定したパスワード)
を入力し、OKを押します。
NASのフォルダ一覧画面が表示されるので
- MemberAフォルダにアクセス出来る
- MemberBフォルダにアクセス出来ない
ことを確認し作業は完了です。
これでNASに対してユーザー毎にアクセス出来る仕組み作りの完了です。
【スマホ操作】ファイルマネージャーからNASに画像をバックアップする
スマホのファイルマネージャーから画像をまとめて範囲指定し、バックアップフォルダに退避させる方法を紹介します。
範囲指定の手順としては
- 1つ目の画像を長押し
- 2つ目の画像を長押し
- 右上の範囲選択アイコンをタップ
することで選択範囲内の画像をまとめて指定できます。
選択した画像はまとめて、上記画像のようにNAS内にフォルダを作成してから貼り付ければファイルの退避は完了です。
まとめ:NASでスマホのバックアップ先を作ろう
今回はNASでスマホのデータ退避先を作る方法を紹介しました。
NASはあまり馴染みの無い機材だと思いますが、使えると便利ですし知識として知っておくのも悪くないと思います。
今回の記事は以上となります。
最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。