外付けHDDに録画した番組を別のテレビで見る方法┃レグザからNAS(LS710D)にダビングした手順紹介

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外付けHDD内のテレビ番組をNASにダビングして別のテレビで再生する方法

こんにちは、Rakkyです。

みなさんはテレビ番組を録画しますか?

テレビ番組を録画する際、1番手っ取り早くて安く済むのは

「外付けHDD」

を使用する方法ですよね。

しかし外付けHDDはテレビと1対1で紐付いている為、テレビを買い替えた際

外付けHDD内の番組を別のテレビで再生することは出来ない

という問題が起こります。

外付けHDD内の番組をそのまま新しいテレビで再生することは出来ない
外付けHDD内の番組をそのまま別のテレビで再生することは出来ない
悩んでる人

外付けHDDに録画された番組を別のテレビでも再生できるようにしたい

という悩みを解決するのが、NAS(ナス)というネットワークドライブです。

この記事で分かること

  • 外付けHDDからNASにテレビ番組をダビングする方法
  • NASにダビングした番組を新しいテレビで見る方法
  • NASを使う上での確認ポイント

※本記事はレグザによる手順です。

他メーカーでも名称は違えど同じ機能がある、という前提で記事を書いています。

目次

NASとは何か?

NASの接続図
NASは無線LAN機器とLANケーブルで接続します

NASとは(Network Attached Storage)の略で簡単に言えば

「ネットワーク上に接続するハードディスクドライブ」

です。

外付けHDDとの違い

外付けHDDはUSBケーブルで機器を1対1で接続しています。

対して、NASはLANケーブルで無線LAN機器と接続するのが基本となります。

つまりWi-Fi環境下において、テレビだけに限らず複数機器(スマホやPC)からも接続可能になる、というメリットがあります。

NASで出来ること

NASには、今回の記事内容でもある

「外付けHDDに記録されたテレビ番組をダビングし、他のテレビで見れる環境を作る」

以外の用途として

「家庭内データのバックアップ先」

としての活用方法もあります。

家族間で共有したい写真やスマホの内の写真等をNASに保存しておけば、余計なSDカード等を増やさず、家庭内のwi-fi環境で一元管理することが出来ます。

下記の記事ではNASを家族間の共有フォルダやスマホデータのバックアップ先として使う方法を解説しています。

◆NASによる家庭内クラウド化◆

管理ヤギ

スマホで定期的にmicroSDを入れ替えている人もNASによるデータ管理がおすすめです。無くすリスクを軽減出来ます。

NASにテレビ番組をダビングする前に知っておきたい知識と確認ポイント

作業前に

「DTCP-IPという規格」

および

「DLNAというルール」

について簡単に確認しておきましょう。

DTCP-IP

我々が見ているテレビ番組は

「DTCP-IP」

という技術で番組コンテンツが暗号化され、不正コピーを防止する保護規格が付いています。

その為、

「NASにテレビ番組をダビングして他のテレビで見る」には

  • NAS本体(ダビング先の機器)

が「DTCP-IP」という保護規格に対応している必要があります。

使用するNASがDTCP-IPに対応しているかどうか。

管理ヤギ

テレビそのものはDTCP-IPに対応しているという前提です。

DLNA

DLNA(Digital Living Network Alliance)とは

家庭内ネットワークで

「動画・音楽・写真の配信および再生」

を可能にする規格(ガイドライン・ルール)のことです。

DLNAの仕組みは下記の引用が分かりやすいです。

 DLNAの基本的な仕組みは、「サーバー機器」に保存されているデジタルコンテンツ(画像、映像、音楽など)のデータを、ネットワークで接続された「プレイヤー機器」で再生・表示するというものです。

引用元:TDK「第113回 DLNAとは?録画したテレビ番組を家中どこでも楽しもう!」より
管理ヤギ

上記の引用内の言葉をこの記事の表現に置き換えると、
・「サーバー機器」=「NAS」
・「プレイヤー機器」=「新しく買ったテレビ」
のことです。

また、テレビメーカー各社は、DTCP-IPに対応したDLNA規格を下記の名称で呼んでいるようです。

メーカーブランドDLNA名称
PanasonicVIERAお部屋ジャンプリンク
東芝REGZAレグザリンク・シェア
SonyBRAVIAソニールームリンク
シャープのAQUOSにはDLNA独自の名称は無いようです。
管理ヤギ

DTCP-IPに対応した機器同士をDLNAという経路で繋ぐことでダビングした番組の再生が可能になります。

①NASにテレビ番組をダビングする準備(接続)

ダビング元の外付けHDDが付いたテレビとNASを接続する

LS710D0401
LS710D0401

今回の手順で使用する機器は以下の通りです。

  • ダビング元の外付けHDDが付いたテレビ→レグザ37z9600
  • 使うNAS→BUFFALO LS710D0401
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管理ヤギ

BUFFALO LS710Dシリーズは安価でDCP-IPにも対応しているので、NASを初めて使う方にもおすすめです。

まずはNASをダビング元の外付けHDDが付いたテレビに接続します。

ダビング元のHDDが付いたテレビとNASを接続する
ダビング元のHDDが付いたテレビとNASを接続する

レグザに外付けHDDを接続した状態で、無線LAN機器とNASを接続します。

テレビと無線LAN機器についても、LANケーブルで接続します。

管理ヤギ

もし無線LAN機器に繋がない場合は、テレビ背面のLANポートにLS710D0401(NAS)を直接接続します。

②NASにテレビ番組をダビングする準備(NAS側の設定)

NAS側で設定しておくべき手順が3つあります。

(1)LS710D0401のアップデート

LS710D0401(NAS)を無線LAN機器に接続したら、NASの電源を入れファームウェアのアップデートを行いましょう。

管理ヤギ

初めて製品の電源を入れた際、ファームウェアが古い状態だと電源ランプが赤く点灯します。その際はアップデート作業は必須です。

付属の導入ガイドに従い

「NAS Navigator2」

をインストールします。

NAS Navigator2を開き、今回設定する「LS710D0401」を見ると

LS710Dのファームウェアアップデート情報
LS710Dのファームウェアアップデート情報

インフォメーションマークが出ています。

右クリック→「Web設定画面を開く」を押すと管理者パスワードの変更を求められるので任意のパスワードに変更します。変更後「タイムゾーン」を求められるので「大阪、札幌、東京」を選択します。

続けて、ダッシュボード画面が開くので、「管理」→「アップデート」を選択し歯車ボタンを押してアップデートを実施します。

LS710Dファームウェアアップデート
LS710Dファームウェアアップデート

アップデートが完了後、NAS本体の電源ボタンが赤点灯から「白点灯」に変わればファームウェアのアップデートは完了です。

(2)LS710D0401のネットワークドライブ割り当て

続けて、ネットワークドライブの割り当てもしておきましょう。

ネットワークドライブの割り当てをする意味は「パスを省略する為」です。

例えば「\\LS710D041B\share」=「Lドライブ」と割り当てておけば、エクスプローラーから簡単にアクセスすることが出来るようになります。

shareフォルダのネットワークドライブ割り当て
shareフォルダをネットワークドライブ(L:)に割り当て

NAS Navigator2を開き、「LS710D041B」を右クリック→「ネットワークドライブの割り当て」を選択し、実行するとネットワークドライブの割り当ては完了です。

(3)LS710D0401のDLNAサーバ設定

最後にDLNAサーバの設定を行います。

ダッシュボード画面より、「アプリケーション」→「DLNAサーバー」の歯車ボタンを押します。

「DTCP-IPで保護されたコンテンツの保存先」をプルダウンから「ドライブ1」にして「OK」を押します。

すると「サービスが無効になっています。」とメッセージが出るので「OK」を押します。

NASのDLNA設定
NASのDLNA設定

続けて「DLNAサーバー」のスライドバーを「左→右」にすると設定が開始され、スライドバーが青い表示になれば設定完了です。

③NASにHDD内のテレビ番組をダビングする(レグザ37Z9600)

ここから外付けHDDからNASへのダビング作業です。

ダビング元のHDDが付いたテレビとNASを接続する
ダビング元のHDDが付いたテレビとNASを接続した状態

まずはレグザでHDD内の録画番組を再生する要領で、HDD内の番組リストの画面を出します。

レグザでHDD内の番組をNASに録画する
右下に「ダビング」の項目があります。

番組リストが表示されたら、リモコンの「黄色」ボタンを押します。

ダビング対象を選択すると、ダビング先の一覧が表示されます。

ここでは「LS710D0401」を選択しダビングを開始します。

ちなみにダビングの回数は8回までのようです。

別のテレビでNAS内の番組が再生できることを確認
別のテレビでNAS内の番組が再生できることを確認する。

ダビングが完了したら、後は無線LAN機器と接続した別のテレビでも見れることを確認して作業完了です。

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LS710D(NAS)内の番組を削除するには

NASにダビングした番組を削除したい場合、テレビ側の操作から番組を削除することは出来ません

LS710Dの場合

NAS Navigator2のダッシュボード画面より「アプリケーション」→「DLNAサーバー」の「コンテンツ管理画面を開く」を押します。

NASにダビングした番組を削除する手順
NASにダビングした番組を削除する流れ。

「コンテンツの管理」→「メディアコンテンツ」→「Video」フォルダ内「Recorded(disk1)」にダビングした番組一覧が表示されます。

削除したい番組にチェックを入れ「操作」より削除を選択すればNAS内のダビングした番組を削除することが出来ます。

まとめ:NASは使えると便利

今回はNAS内に外付けHDD内の録画番組をダビングする方法について、紹介しました。

NASという聞きなれない用語や設定の多さで敷居が高いと思われる人も多いかも知れませんが、BUFFALO製のNASは管理画面も分かりやすく、NASの導入を考えている人におすすめです。

今回の記事は以上となります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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