こんにちは、Rakkyです。
みなさんは、バッカスのギターに興味はありませんか?
今回は「バッカス TACTICS24-ASH/RSM」について、実際に使用しているプレイヤーの観点からギターレビューしていきます。
2023年は「ぼっち・ざ・ろっく!」の影響もあり、ギターブームが再来しましたね。
この記事で分かること
- TACTICS24-ASH/RSMを愛用している観点でのレビュー
- このギターの要注意なポイント
- ヤマハのパシフィカを選ばなかった理由
それでは解説していきます。
※2024年2月5日追記※
ギターのナットを交換してみました。下記の記事で紹介しています。よろしければ、ご覧ください。
バッカス(Bacchus)について
バッカスは長野県松本市にある株式会社ディバイザーの保有するエレキギターやベースのブランドです。日本国内ブランドでありながら、比較的リーズナブルな価格帯からプロユースな上位モデルまでに幅広く支持されています。各モデルについてサラッと確認してみましょう。
- Handmade Series
- Craft Series(生産終了)
- Global Series
- Universe Series
①Handmade Series
長野県松本市の飛鳥ファクトリーの最も経験豊かな職人達によって製作される最上位機種。
②Craft Series(生産終了)
Workshop Deviser Guitarsで製作されるコストパフォーマンスに優れた国産モデル。
③Global Series
ハンドメイドの仕様を求めやすい価格帯に落とし込んだBacchusの定番ライン。
TACTICS24-ASH/RSMはGlobal Seriesのモデルです。
④Universe Series
熟練職人の監修により妥協なき品質を届けるエントリークラスモデル。
各シリーズの説明文引用
deviserproductより
TACTICS24-ASH/RSMレビュー
ここからは一次情報として、実際に使用している観点からレビューしていきます。
- 外観4.5/5
- 弾きやすさ3.8/5
- 音色4.5/5
- パーツ構成5/5
外観
4.5/5
白く塗装されたギターでありながら、青白くもあり、木目もうっすら見えているのが印象的です。
テレキャスターシェイプでありながら2ハムバッカ―構成。
シンプルで格好良いです。所有欲も十分満たされます。
ボディの白色とネックのチョコレート色のマッチが良いですね。
ヘッドの形についても、数あるギターメーカーの中で特にスマートでスタイリッシュな印象があり、とても魅力的に見えます。
弾きやすさ
3.8/5
正直、最初の工場出荷状態では弾きにくかったのが正直な感想です。
理由として、
このギターの初期状態は「ライトゲージ」の弦を張っていたからです。
元々私が普段使用していたギターは「スーパーライトゲージ」の弦を使用していました。
このギターを購入後、始めて「スーパーライトゲージ」の弦に交換をした際1~3弦に「ビビり」が発生し弾きづらかった為、購入店にナット溝調整をしてもらい対処しました。
現在は「スーパーライトゲージ」を張っても「ビビり」は起こらず快適に弾くことが出来ています。
加えて私は握力がそれ程強くないので、弦の張力を弱める為、ボディ裏のスプリングを張力の弱いものに変更し、より弾きやすくカスタムしています。
新品のギターだから、最初から最高に弾きやすいというのは間違いでした。自分に合った調整をして初めて弾きやすくなる、というのが真実ですね。
音色
4.5/5
ハムバッカーピックアップの厚みのある音色から、コイルタップを使った繊細でストラトに近いスッキリとした音色まで出すことが可能です。
ピックアップ出力は
「TACTICS24-FM/RSM」
と比べると若干低めに聞こえますが、ハイゲインにも十分対応できる幅の広いサウンドメイクが可能です。
◆このギターを使った音源のサンプル紹介有り◆
上記の記事では、Nux MG-30の音をこのギターで収録したサンプルサウンドを幾つか公開しています。聴いてもらえると幸いです。
パーツ構成
5/5
一番のポイントで特徴がたくさんあります。
- ロックペグは本当に便利。1度使ったら虜になる。
- ハムバッカー2基、尚且つコイルタップで対応幅が広い。
- ステンレスジャンボフレットでフレットの減りを気にする必要が無い。
- ローステッドメイプルネックにより、ネックの反りの心配が少ない。
- ウィルキンソントレモロのブリッジはチューニングの狂いも少なく、響きも良い。
特徴が多いギターです!
このギターをラーメンで例えるなら、
「全トッピングのせちゃいました」的な感じです。
メーカー発売時点でこれ程の構成になっていることが購入の決め手となりました。
管理人がギターを新しく買い替えたのは20年振りです。その間、ここまで魅力的で「欲しい」と思えるギターに出会ったことは無かったです。
要注意なポイント(体験談)
購入後、ネジ類が全て回るかは確認した方が良いです。
私はこのギターを購入して約1年後、ふと
「ピックアップのポールピースの調整をしよう」
と思い、マイナスドライバーでピックアップのポールピースを一つ一つ回してみたのですが、一部のポールピースは下がる一方で上に戻すことが出来ない不具合を発見しました。
またピックアップの固定ネジも一か所だけ異様に固く、回すことが出来ませんでした。
購入してから約1年が経とうとしていましたが販売店に問い合わせた結果、メーカー保証期間として対処してもらうことが出来ました。
どのブランドに限らず、新しいギターを購入した際はパーツ類の動作がおかしくないかは早い段階で確認しておく方が良いです。
(競合)ヤマハパシフィカとの比較
ヤマハにはパシフィカPAC612VIIFMという中級者付近の位置付けモデルが存在します。
PAC612はセイモア・ダンカンのピックアップを搭載し、コイルタップ機能、ウィルキンソントレモロ等、魅力的な構成のギターです。市場ではこちらの方が売上、知名度は高くなっています。
私が今回バッカスのギターを購入するにあたり比較対象としたギターですが、今回はバッカスのTACTICS24-ASH/RSMを選択しました。
以下は、パシフィカに無くてバッカスにあったものです。
- 白色のギター
- 木目の浮き具合
- ローステッドメイプル
- ステンレスジャンボフレット
- テレキャスシェイプにマニアックなパーツ構成
これらの理由から最終的に「TACTICS24-ASH/RSM」を選択しました。
まとめ:ギター購入の要素
趣味性の高いギターという楽器において、自分が受けた第一印象が購入のきっかけとなります。
第一印象が良く、そして使用レビューやパーツ構成、機能情報を見て納得したことでやっと購入に至ります。
(もちろん試奏もあるでしょう。しかし私には試奏で納得するほどの要点を押さえた演奏力は持ち合わせていません!これが出来る人はギターソムリエというか上級者だなー、と関心してしまいます。)
まぁ色々書きましたが、結局のところ
「TACTICS24-ASH/RSM」
1年経過した今でも
「買って良かった」
と思える良いギターです。
みなさんも「欲しいと思える良いギター」と出会えると良いですね。
今回は以上となります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。