こんにちは、Rakkyです。
エレキギターに欠かせないエフェクターボードですが、みなさんはどんなタイプを使っていますか?
昔ながらのアタッシュケース型か最近はペダルトレイン等「すのこ型エフェクターボード」が流行っていますが、正直どちらも一長一短な感じがします。
◆従来のアタッシュケース型◆
- 配線がごちゃごちゃして隠す場所が無い。
- ミニペダルが踏みにくい。
- エフェクターケース側面とエフェクター本体のケーブル差込口が干渉しがち。
- 斬新さが無い。

◆すのこ型ペダルボード◆
- ソフトケースが基本なので運搬時に傷を付けないか心配。
- 裏側に配線類を剥き出しでまとめるので、意外とごちゃつく。
- マルチエフェクターも配置する場合、大型のボードになる。
- 大きいサイズは高額になりがち。
そういった不満を解消する手段として、いっそのこと
- 従来のアタッシュケース型エフェクターボード
- 安価で小型な「すのこ型ペダルボード」
両方を組み合わせた解決策を紹介します。
配線のごちゃつき問題、エフェクターのケーブル差込口とエフェクターケース側面の干渉問題を解決するアイデアです。
この記事はこんな人におすすめ
- Nux MG-30を使用している人
- マルチエフェクター1個とコンパクトエフェクターを2〜3個を併用している人
- エフェクターボードを組み直したいと考えているけど、安価に済ませたい人
- すのこ型かアタッシュケース型にするか悩んでる人


すのこ型ペダルボードと従来のエフェクターボードを融合させてみた

上記写真は私が使っている
- Nux MG-30
- Bagel OverDrive
- ToneX one×2個
マルチエフェクター1つとコンパクトエフェクター3個を組み合わせたエフェクターボードです。
今回のエフェクターボードを組むにあたり掛かった製品は以下の通りです。(楽器用接続ケーブルは除いています。)
| 材料 | 型名/メーカー | 用途 |
|---|---|---|
| エフェクターボード(KC) | EC70/キョーリツ(KC) | メインケース |
| すのこ型エフェクターボード | (S-400X125X23MM) /GOKKO AUDIO | ・ミニエフェクター配置 ・配線隠し |
| パワーサプライ | ミニ6独立 /GOKKO AUDIO | マルチを含むエフェクター電源 |
| グレインボード端材×4個 | コーナン(Pro) | MG-30の底上げ |
| グレインボード用木口テープ | コーナン(Pro) | 端材の切断面保護 |
| マジックテープ | DAISO | エフェクター類とパワーサプライの固定 |
| 面ファスナーマジックテープ | DAISO | 側面配線隠し |
| マグネット付き缶ケース | DAISO | ピックケース |
| カードケース | DAISO | カポ入れ |
| 汎用コンセント3m | Panasonic | ・パワーサプライの接続先 ・予備コンセント |
基本的に安価な材料を使用しています。(材料費的には17000円位です。)
私は電源までガッツリこだわるガチ勢では無いので、Gokko製のミニ電源アダプターで十分だと考えています。
すのこ型ミニペダルボードと従来のエフェクターボードを組み合わせるメリット
ケーブル差込口干渉(高さ)問題をしつつ、配線を綺麗にまとめる

すのこ型ボードを置くことでシンプルに高さが出る為
- ミニペダルの踏みにくさが解消される
- エフェクター配置場所制限を解消する
- 配線を裏側に仕込む為、見た目が綺麗
上記がメリットです。

ToneX Oneは不定期にPCに繋ぐ為、USB差込口は常に確保しておく必要がありました。
デメリット:マルチエフェクターの高さも1段階上げる必要がある
すのこ型ペダルボードをエフェクターボードに設置したことで、マルチエフェクターとの高低差が発生した為、マルチエフェクターの底上げも実施しました。
底上げに使ったのは
「コーナン(プロ)で売られているグレインボード」
の端材です。厚み16mmのもので底上げを行なっています。側面は「木口テープ」で切り口を隠しています。私は下の図のように端材を入れました。




ケーブル類は真ん中にまとめ、通しています。エフェクター上部にケーブル差込口があるので、上部の間口は広めに取りました。
ちなみにグレインボードは、購入時にカットサービスを依頼すれば任意のサイズにカットして貰えるので、カットサービスを使うのをおすすめします。

デメリット:ケーブル類はフラットケーブルに換装が必要
高さ問題は解決しましたが、マルチエフェクターの上部スペースが狭くなった為、ケーブル類は全てフラットケーブルに変更しました。
また、MG-30付属のフットスイッチ用ケーブルも多少出っ張りがある為、フラットケーブルに換装しました。


MG-30標準のフットスイッチ用ケーブルがステレオ(TRS)タイプだったので、同じくTRSタイプのフラットケーブルに変更しました。


まとめ:エフェクターボードの見た目を安くすっきりさせる
今回はごちゃごちゃしがちなエフェクターボードの配線を隠しつつ、すのこ型ミニペダルとエフェクターボードを合体させるアイデアについて紹介しました。
両方の良いところを取り入れつつ、比較的安価にボードを「スッキリ・実用的」に仕上げることが出来たと感じています。
特にMG-30を使っている人は全く同じことが出来るので、参考にしてみてください。
今回の記事は以上となります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
