こんにちは、Rakkyです。
今回はネットの通説である
「人は30代から新しい音楽を聴かなくなる。(受け入れられなくなる。)」
について分析し、言語化してみました。
この記事はこんな人におすすめ
- 30代から新しい音楽を聴けなくなる理由の正体を知りたい
- 音楽が脳に与える影響を知りたい
管理人の経験も踏まえて解説していきます。
音楽に対する調査結果によると
まず「Deezer(フランスの音楽配信サービス)」が実施した音楽に対する習慣の調査結果によると、調査対象全体の6割の人はすでに知っている曲しか聴かない、2割強の人は自分の好きなジャンル以外から新しい音楽を探さないそうです。
全体に対して新しいジャンルの音楽を進んで聴いている人は2割未満です。
私は元々ロック好きで現在はメタルコアも好きですが、すぐ好きになることが出来ませんでした。近しい音楽ジャンルでも受け入れるのに時間がかかりました。
また新しい音楽を発掘する年齢のピークは24歳でそれ以降は流行りの音楽についていくことも難しくなることも分かったそうです。
なぜ30代から新しい音楽を聴かなくなるのか
なぜ人は10代〜20代前半の頃の音楽で時間が止まってしまうのでしょうか?
考えられる理由として
- 就職を機に生活スタイルが変わった
- 「現在」よりも「過去」を大事にしている
- 選択肢が多すぎて身動きが取れない
- 音楽を家で聴く環境を失った
これら4つが大きな要因となりそうです。
30代から新しい音楽を聴かなくなる理由
それでは新しい音楽を聴かなくなる理由について分析し、言語化してみましょう。
就職を機に生活スタイルが変わった
学生の頃は、勉強や部活に対する責任は特に無く失敗しても特に精神的なダメージを負うことは少なかったはずです。
しかも周りには励ましてくれる仲間、同じように失敗する人もいます。
しかし、社会人になるとその仲間も消え、失敗に対する責任が付きまとうようになります。
それが30代にもなると役職や部下も付き、より息苦しい状況で生活することを強いられます。
長時間勤務、休日出勤がある場合、生活するだけで精一杯です。
そんな状況下で
「新しい音楽を探すことに労力が使えない」
というのが1つ目の理由です。
私もSIer企業の社員の時は新しい音楽を聴くことに積極的になれませんでしたし、当時はダウナー系の暗い音楽の方が好みでした。
「現在」よりも「過去」を大事にしている
人間は「なつかしさ」というものに心が惹かれます。
心理学には「ザイオンス効果」という
「相手に何度も繰り返し接触することによって、好感度や評価などが高くなる」
という法則があるそうです。
例えば
「昔カラオケで友達が良く歌っていた曲を次第に好きになり、お気に入りの曲になった」
等もザイオンス効果の一例です。
「10代は多感」というように新しいものに繰り返し接触する機会が多いことから、ザイオンス効果によって新しい曲を取り入れることが出来る。
保守的な思考になることで新しいものに接触する機会が減り、ザイオンス効果が効きにくい。結果、新しいものは拒絶し懐メロを重視するようになる。
しかも懐メロには「あの時の自分はこうだった」という「記憶のおまけ」までついています。
30代を過ぎると「思い出を美化する」というノスタルジー的な側面も発揮されることで「新しい音楽では思い出に勝てない」というのが2つ目の理由です。
大量の情報による脳のパンク
突然ですが、みなさんは呪術廻戦をご存知でしょうか?
これは呪術廻戦に出てくる「無量空処」と同じ解釈が出来ます。
知覚→伝達→行動のサイクルのうちの「知覚と伝達」が無限に終わらないため、相手は膨大な情報量を流し込まれつつも思考を行動に移せず何も出来なくなる。さらに与えられる情報量により脳にダメージを負う。
引用:ピクシブ百科事典
私たちはサブスクやyoutubeで今すぐにでも新しい音楽を聴くことが可能な環境にいます。
そんな無数に音楽が提供されている状況下において
- 新しい音楽を聴くことが疲れる(脳にダメージが入る)
という思考から新しい音楽を避けようとする、というのが3つ目の理由です。
昔、会社の同僚に車に乗せてもらった時、車内では懐メロの歌い手カバーが流れていました。同僚は「何を聴けば良いか分からないから無難なものを聴く」と言っていました。
音楽を家で聴く環境を失った
これが最後の理由です。
みなさんは音楽をどんな環境で聴いていますか?
家で聴く、というより
- 通勤中や通学中
- 車での移動時
こういった外出時に「ながら聴き」している方が圧倒的に多いのではないでしょうか?
私も家で音楽に触れる時は
- ギターを弾いている時
- Spotifyにオフライン再生用の新しい音楽をダウンロードしている時
となっており、音楽だけに集中している状況というのは意外とありません。
それに家で音楽を大きな音量で再生できる状況でもありません。
代わりに車のスピーカーを交換することで車で高音質で音楽を楽しむようにしています。
カロッツェリア TS-V173S 最上級17cmセパレート2way 車載用カスタムフィットスピーカー音楽に対する興味が少しでもあって車を運転するのであれば、カーオーディオは結構おすすめです。ドライブが一層楽しくなります。
私はDS-G20というスピーカー(生産終了品)を使用していますが、カロのTS-V173Sも相当魅力的なスピーカーです。
音楽が脳に与える影響
専門的な内容は下記引用が分かり易いです。
耳から入った音楽は、脳へと伝わり、全身に影響を及ぼします。自律神経系に作用して、心拍や血圧が変化し、興奮や鎮静、リラクゼーションなどの効果がもたらされます。同時に、心の状態にも影響を与え、感情、知覚、認知を活性化させることが分かっています。
引用:サワイ健康推進課
また認知症を治療する試みの中には「非薬物療法」として「音楽療法」というものもあるそうです。
懐メロを聴くことで記憶に紐づいた思い出を呼び起こさせ、脳と身体を刺激し活性化させる、という内容だそうです。
こういったことを知った上で音楽をいっぱい知っていれば、将来の助けになるかも知れませんね。
まとめ:30代からでも新しい音楽を聴こう!
今回は、30代から新しい音楽を聴かなくなる、というテーマでした。
懐メロも良いですが、「今」を生きている以上、新しい音楽に触れる機会があった方がより人生が豊かになります。
「30代の今現在知った曲」も数十年経てば立派な思い出付きの懐メロです。
そういった曲を自分の記憶にストックしておくのも素敵だと思いませんか?
今回の記事は以上となります。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。